
最近「PSP(パーソナル・ソフトウェア・プロセス)」の本を読んでいる。
PSPはソフトウェア開発者が個人の作業プロセスを改善して、高品質なソフトウェアを効率的に開発できるようにするための方法論だが、最近になって改めて注目している。
ここ1~2年ほどソフトウェア開発プロジェクトをいくつか見ているが、成果物の質の低さに驚かされた。
「品質とは製品やサービスが持つ特性や属性が、要求事項を満たす程度」というのが、一般的な定義だと思うが、そういった製品を語るような高い次元での話をする以前に、「一般的なソフトウェア技術者が作り出すソースコードとして許されるのか?」と感じることが多い。(それも一つの要求事項と言ってしまえばそれまでだが。)
そのレベルを許してしまう組織の問題というとらえ方もあるが、許容している以前に無関心という見方もできる。
他人の作ったソースコードに指摘をすれば何かしらの波風が立つと思うが、それを避けて指摘はしないという風潮は見ているプロジェクトに限らず世の中に多い気がする。
「言ったもん負け」みたいな雰囲気も見え隠れする。
PSPがその解決策になるというほど期待は出来ないのだが、少なくともエンジニアとしての倫理観のようなものの醸成は改善にきっかけになるのではないかと期待している。